コロナの影響で「おうち時間」を楽しむために、プロジェクターの購入を考えている方は多いのではないでしょうか。
でもプロジェクターって種類が多くてどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
当ブログではプロジェクター関連の記事が多く、以前は「XGIMI Halo」というモバイルプロジェクターを紹介しました。

フルHDで持ち運びできるモバイルプロジェクターとしては、ベストな機種です。

4Kの美麗な映像もプロジェクターで楽しみたい!
という方は別の選択をしなければなりません。
4KプロジェクターはフルHDと比べ、種類が少ないのが現状です。
今回は少し寄り道をしつつ、コスパ最高の4Kホームプロジェクター「HU70LS」についてレビューをしていきます。
ぜひ最後までお読みください!
HU70LSを購入するまでの流れ
XGIMI Haloもモバイルプロジェクターとしてはたいへん優秀で、間違いなくおすすめできるプロジェクターなのですが、4K映像が見られないという欠点がありました。
今は「Amazon Prime Video」や「Disney+」などで4K映像が見られる機会も多くなっています。



特にDisney+はメジャーなタイトルがほぼ4K対応になっています。
せっかくなら4Kコンテンツも大画面で楽しみたいですよね。
フルHDまでなら対応プロジェクターも豊富に用意されていますが、4Kプロジェクターは選択肢が少ないのが現状です。
私が最初に購入した4KプロジェクターはBenQのホームシネマプロジェクター「HT3550」をでした。


4K対応な上に2000lmなのでスペックは最強レベルのプロジェクターです。
実際にHT3550で投影した映像は本当にキレイでした。
モバイルプロジェクターの比にならないくらい明るいですし、発色も良い。
ただし、以下の残念な点があったので買い換えてしまいました。
- Bluetooth非対応(ヘッドホンやスピーカーを繋げられない)
- AndroidTVなどのOSを内蔵していないのでFireTV Stickなどメディア端末を接続する必要あり
- 少しでかいので置き場所に困る
- ファン音がうるさい
1については、FireTV Stickを経由で、Bluetooth端末をつなげることはできますし、
2については、AndroidTV内蔵モデルのXGIMI Haloでも、FireTV Stickを接続していたので大したデメリットではないのですが、
3と4は対策しようがありません。



特にファン音は無視できないレベルでした・・・
プロジェクターって座席の後方に置くので、どうしても気になっちゃうんですよね。
HT3550を使いながらも、下記の条件を満たす最良の4Kプロジェクターを探しました。
- コンパクト
- 静音
- OS内蔵
- Bluetooth接続可
- 垂直水平台形補正可
- 値段は20万以下
このうち惜しくも5の条件は満たしていないものの、他の4条件を満たすプロジェクターを見つけました。
LGの「HU70LS」です。
【20万以下でこの実力!】LG「HU70LS」レビュー
一般ブログでのHU70LSのレビューが少ないので、私の方でなるべく詳しくレビューしていきます。



私が購入したのはAmazon限定モデルの「HU70LSB」ですが、違いは色だけなので、ここでは一般に流通している「HU70LS」のレビューをします。
一般モデルのHU70LSは現在生産を終了しています。
独自のLED光源で映し出される映像美 立ち上がりも早い!


HU70LSはLG独自のLED光源を使用しているようで、映像がとてもキレイです。
LGといえばテレビやPCモニターも有名なメーカーですし、映像面において信頼できますよね。
明るさに関してはHT3500が2000lmに対しHU70LSは1500lmのため、カタログスペックは劣ります。
ただ、500lmの違いは正直素人目では判別できないレベルです。



私の部屋には遮光カーテンもありますし、明るい場所でみることはないので、明るさはあまり気にしていません




HT3550と比較して感じたのは、立ち上がりの速さ。
電源を入れてから約10秒で画面が表示されます。
4Kプロジェクターの中では低価格(※セール時)
HU70LSの定価は178,800円。
この値段ならもっと安い機種はあるのですが、セール時には129,980円まで下がったことも。
この値段で購入できる4Kプロジェクターは私の知る限りありません。
機種 | 定価 | 最安値 |
LG HU70LSB | ¥178,800 | ¥129,980 |
XGIMI HORIZON Pro | ¥197,890 | ¥176,880 |
Anker Nebula Cosmos Max | ¥179,980 | ¥149,980 |
BenQ TK850i | ¥179,790 | ¥159,800 |
HU70LSを購入するならセール時が狙い目です。
4Kプロジェクターの中ではコンパクト
HU70LSはほかの4Kプロジェクターと比べてもコンパクトです。
どれくらいコンパクトかというと、縦・横は13インチMacBook Airとほぼ同じサイズです。




大画面で楽しむためには「スクリーンとプロジェクターとの距離」も確保する必要性があるため、プロジェクターのサイズは小さいにこしたことはありません。
設置場所の選択肢も広がりますしね。
黒を基調としたシンプルなデザインも、周りのAV機器との相性も良く気に入ってます。
※黒はAmazon限定モデル(HU70LSB)です。
静音性に優れていて発熱も抑えめ
HT3550はファン音がうるさく、省電力モードにしないと気になって映像に集中できないレベルでしたが、HU70LSは4K映像を流してもほとんど気にならないレベルでした。
ファン音が視聴の妨げにならないのがありがたいですね。
排熱もそんなにありません。夏場でも問題なさそうです。
WebOS内蔵で単体でコンテンツを楽しめる
HU70LSはLG独自のOS「WebOS」を内蔵しています。
こちらは他のAndroidTV内蔵機種と違い、Netflixも標準で使えるのがありがたいところ。
ただし、対応コンテンツが限られているため、FireTVと併用したほうが使い勝手はよさそうです。


アプリストアにアレクサアプリがあったんですが、なぜかサーバーエラーでダウンロードできません。
音声操作も対応してるんでしょうか?
豊富な接続端子
HU70LSにはHDMI端子、光デジタル端子のほか、USB Type-C端子までついています。


「Type-C端子がついているということはMacBook接続できるじゃん!」と思ったんですがプロジェクター側で認識されず・・・これについては要検証です。
Bluetooth接続にも対応
HU70LSはBluetooth接続にも対応しているため、外部スピーカーやヘッドホンに繋げられます。
スピーカーは本体にもついていますが、他のプロジェクターと同様、映画を見るには「少し」物足りないレベルです。
迫力を求めるなら外部スピーカーとつなげたほうが良いでしょう。


独特な形のマジックリモコン
他のプロジェクターと比較して独特だと感じたのは、付属の「マジックリモコン」。
「リモコン操作」と「ポインター操作」両方に対応しています。
ポインター操作は動きがヌルヌル。
暗くなるとボタンが光ります。
Bluetoothの外部スピーカーに接続しても、このリモコンで音量調整できますし、FireTV Stickの操作もできます。
これ一つで何でも操作できるので、リモコンの数を減らせるのは嬉しいですね。


HU70LSはゲーム用途で使えるか
プロジェクターでゲームをプレイしてみたいという方もいるでしょう。
私は目に悪そうなのでプロジェクターでゲームをやることはないのですが、検証用にプレイしてみました。
試しにゲームモードでPS4ソフト「アサシンクリードオデッセイ」をプレイ。


多少のもたつきは感じますが、通常プレイには支障がないレベル。普通にゲーム用途にも使えそうです。
なぜか通常モードにかえてもあまり違いは感じられませんでした。
もっと動きのあるゲームをやらないと判別が難しいですね。


FPSや格闘ゲームは厳しいと思いますが、RPGゲームであれば問題なくプレイできると思います。
【まとめ】HU70LSのメリット・デメリット
以上、LGの4Kプロジェクター「HU70LS」の使用レビューでした!
まとめるとHU70LSのオススメできる点は下記のとおり。
- LED光源で起動が早く、静音性も高め
- 1500lmと十分な明るさ
- 他の4Kプロジェクターと比べてコンパクト
- 他の4Kプロジェクターと比べて低価格
- Bluetooth接続対応
対して、デメリットは下記の2点くらいでしょうか。
- オートフォーカスなし
- 台形補正が垂直方向のみ
ピントも自分で調節すればいいのでそれほど問題はないですが、台形補正が垂直方向のみなので、置き場所に気を付けなければならないのは残念です。
それでも現時点ではコスパ最強の4Kプロジェクターだと言えるでしょう。
競合機種として、AnkerのNebula Cosmos Max も出ていますが、サイズが大きいこと・映像ではLGのほうが信頼性が高いかなと思っているので、私はHU70LSを推します。(レビュー数を見るとAnkerのほうが人気かもしれません)
少し値段が高くなっても良いのでしたら、よりハイスペックのXGIMI Horizon Proもオススメです。(当ブログでも紹介しています。)

