PS5など、次世代ゲーム機の購入に合わせてモニターの購入を検討している方は多いのではないでしょうか?
PS5はHDMI2.1の4K120Hzに対応。
まだまだ対応するゲームは少ないですが、今後増えてくる可能性も考え、対応モニターを用意しておきたいところですよね。
PS5が発売されたばかりの頃は4K120Hz対応のモニターなんてほとんどなかったんですが、今年に入ってから各メーカーが続々出してきています。
私もこの機会にモニターを新調し、BenQのEX2710Uを購入しました。
4K120Hz対応で、スピーカーもリモコンもついてくる上にS社のモニターより3万安いコスパ最高モニターです。
この記事では、BenQの4K120Hz対応モニター「EX2710U」について、レビューしていきます!
ぜひ、最後までお読みください。
すべてが高品質!EX2710Uのおすすめポイント
映像がキレイ!
EX2710Uは解像度4K対応なので、映像がめちゃくちゃキレイです。
まずはHDRオフの画像。

HDRをオンとこんな感じ。

黒が強調されてメリハリのある色調になっているのがひと目でわかります。
さらにBenQ独自の技術「HDRi」によって「DisplayHDR(標準のHDR)」「ゲームHDRi」と「シネマHDRi」の切り替えが可能。



画像だとわかりにくいですが、ゲームHDRiにすると色調が少し暗くなります。
カラーモードも豊富で、FPSモードにすると全体的に白みがかった画面になりますし、
ePaperモードにすればグレースケールにすることも可能です。



FPSモードは視認性が良くなるので、ゲーム画面が暗すぎる!というときに重宝しそうです!
外観がかっこいい!
EX2710Uのお気に入りポイントの一つが外観です。
モニターといえば黒一色のイメージがありますが、本製品の背面部は白。


ゲーミングモニターらしく「光る」ライティングもあり。
設定で9色から選ぶこともできます。
スタンドは左右15度、傾き5~15度、高さ10cmの調整可能。


ケーブル類は下部の穴に通すことでまとめることがでできます。
VESAマウント対応なので、スタンドのスペースが気になる方はモニターアームを使いましょう。
モニター付属とは思えないスピーカーのクオリティ
モニターのスピーカーの音ってスカスカでしょ?という常識を覆したのが本製品。
EX2710Uは一般的な2W×2のスピーカーに加え、5Wのウーファーを内蔵しています。



PCモニターでありながら、2.1chのサウンドが出せちゃうんです!


外部スピーカーが必要ないので、デスク上にモノを置きたくない!というミニマリストの方におすすめできるモニターなのではないでしょうか。
ノイズキャンセリングマイク付き
EX2710Uにはスピーカーだけではなくマイクもついています。
搭載されているのは「AIノイズキャンセリングマイク」。
高機能で、モニターの正面の音だけ拾う「プライベートモード」やノイズキャンセル機能もついています。


「プライベートモード」「ノイズキャンセル最大」で自分の声を録音したところ、ヘッドセット付属のマイク使用時よりノイズが少なく、はっきり音声が聞こえました。
これならテレワークでも十分使えるレベルです。
モニターには珍しいリモコンの付属
ゲーミングモニターには珍しく、EX2710Uにはリモコンもついてきます。
- 電源のオンオフ
- 入力切替
- 設定画面を開く
- ゲームモードの切替
- HDRモードの切替
- スピーカーの音量調整
本体操作だと背面のスイッチを押さなきゃいけないので、電源のオンオフや入力切替をリモコンで操作できるのは非常に便利ですね。
リモコンもごちゃごちゃボタンがついていなくてコンパクトです。


USBハブとしても優秀
EX2710UにはUSB3.0入力端子が4つもついているので、USBハブとしても優秀です。
キーボードやマウスなどのPC周辺機器→(USB-A)→モニター→(USB-B)→PCで接続することができます。


ハイスペックなのにコスパ良し!
EX2710Uは4K144Hz対応、応答速度1ms、DisplayHDR600にスピーカーやリモコンもついて118,000円です。
4K144Hz対応・27インチ・DisplayHDR600のモニターで比較した表がこちら。
製品名 | 応答速度 | スピーカー | リモコン | 定価 |
BenQ MOBIUZ EX2710U | 1ms (MPRT) | ○ | ○ | \118,000 |
ソニー INZONE M9 | 1ms (GtG) | ○ | ✕ | \154,000 |
LG UltraGear 27GP950-B | 1ms (GtG) | ✕ | ✕ | \124,801 |
競合製品と比べてもコスパが高いのがわかりますね。
ざっくり説明すると「モニター側のHDR表示性能」のこと。
ゲーミングモニターとして流通しているのは400・600・1000の3種類。
数値が大きくなるほど性能が良いが、価格も高くなる。
(HDR1000のゲーミングモニターは27インチでも20万超え。逆にHDR400で妥協すればASUS ROG STRIX XG27UQのように10万以下で買えたりする)
EX2710Uの惜しいところ
正直欠点というほどでもないのですが、EX2710Uのちょっと気になったところをまとめました。
ACアダプタのサイズ
4Kモニターにありがちなんですが、電源は内蔵ではなくACアダプターになります。
私の持っているiPhone12Proと同じ位の縦横サイズであるため、それほどデカイわけではないですが、電源をラックに収納する場合は、スペースに注意しましょう。
どうしても内蔵電源がいい!という方は4K以外のモニターを購入するか、MSI Optix MPG321UR-QDをオススメします。
USB-TypeC端子なし
EX2710Uには豊富な接続端子がありますが、残念ながらType-C端子がついていません。
Type-C端子つきのモニターのメリットはMacBookなどのモバイルノートPCの画面を出力しながら、充電もできるということ。
Type-C対応のモニターは上で挙げたOptix MPG321UR-QDやINZONE M9などがあります。
ちなみに個人的にはHDMI端子が2つしかないのも気になるところだったので、エレコムのHDMIセレクターを購入しました。
セレクターは4K120Hzには対応していないので、モニターのHDMI端子の一つをPS5に、SwitchとFireTV stickをセレクター経由で接続しています。
応答速度
EX2710の応答速度はMPRTだと1msですが、一般的に使われているGtGだと2msです。
GtGの値だけで考えれば、LGやソニーのモニターと比べて劣っていますね。
MPRTとGtGは応答速度をそれぞれ異なる基準で計測しています。
LGやソニーなど、多くのモニターはGtGでの値のみの公表なので、単純に比較はできません。
もっとも、応答速度を重視するなら1msが限界の4KよりフルHDのモニターを選んだほうがいいでしょう。
フルHDでしたら応答速度0.5ms以下のモニターもたくさん出ています。
ガチガチのFPSプレイヤーには4Kモニターは相性が悪いです。
「32インチ」ゲーミングモニターなら別の選択肢もあり?
ここまで来て、「自分は32インチのモニターがほしいから」と思っている方もいるかもしれません。
実は4K120Hz対応のゲーミングモニターは、27インチより32インチのほうが豊富です。



私はゲームや作業に32インチの画面は大きすぎると感じ27インチを購入しました。
27インチのモニターではEX2710Uが間違いなく最良の選択だったと感じていますが、もっと大画面でゲームを楽しみたい人には別の選択肢もあります。
32インチだとより鮮やかな映像を映し出すことができる、「量子ドット」対応の下記3モデルに注目です。
製品名 | 価格 |
BenQ MOBIUZ EX3210U | \140,182 |
ASUS ROG Swift PG32UQ | \132,545 |
MSI Optix MPG321UR-QD | \159,800 |
3機種とも量子ドット・DisplayHDR600・応答速度1msです。
画面サイズが大きくなるので、値段も上がります。
ASUS ROG Swift PG32UQ はスピーカーがついていないものの、かなりコスパは高そうですね。
【まとめ】EX2710Uは「全部入り」で「満足度高」のモニター
以上、BenQの4K144Hz対応モニター「EX2710U」のレビューでした!
4K144Hz、DisplayHDR600、スピーカーマイク付き、リモコン付きと「全部入り」でお値段12万以下。
かなりオトクで満足度も高いモニターです。
Amazonでは4,000円オフクーポンで114,000円で購入できます。
4K美麗映像でゲームをプレイしたい方は、購入を検討してみてはどうでしょうか?